2023年7月31日

パシャ・ハワイで2隻目となる液化天然ガス(LNG)船、MVジャネット・マリー号が週末、ロングビーチからホノルルへの初航海を行った。指導者たちはこの船を祝福したが、この決定が、気候変動という非常事態のさなかに、ロングビーチを何十年もの間、さらなる化石燃料による汚染に閉じ込めることになるという事実は見過ごされた。


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ロングビーチ港、観測史上最も暑い月に気候暖房LNG船をアピール

ロングビーチ(2023年7月31日)-パシャ・ハワイで2隻目となる液化天然ガス(LNG)船、MVジャネット・マリー号が週末、ロングビーチからホノルルへの初航海を行った。指導者たちはこの船を祝福したが、この決定が、気候変動という非常事態の最中に、ロングビーチを数十年にわたる化石燃料による追加汚染に閉じ込めることになるという事実は見過ごされた。

化石燃料を使用する貨物船は、サンペドロ湾港において、生命を縮める大気汚染と気候温暖化の最大の原因となっている。Pasha Hawaii LNGコンテナ船のようなLNG船を歓迎することで、ロングビーチ港は、化石燃料が今後何十年も地域社会や地球を汚染し続けることを歓迎するというメッセージを送っている。液化天然ガス(LNG)は、90%がメタンで構成される気候を破壊する化石燃料であり、二酸化炭素の86倍の温暖化効果を持つ温室効果ガスである。メタンガスは、毎年世界中で100万人の早死にの原因となっている大気汚染物質、地上レベルオゾンの形成の主な原因となっている。

ちょうど今月、ニューヨーク・タイムズ紙がこう報じた:「天然ガスが石炭と同じように気候変動を引き起こす要因になるには、わずか0.2%のガス漏れが必要であることがわかった。掘削現場や処理工場、発電所や家庭や台所にガスを運ぶパイプから漏れることで悪名高いガスにとっては、ほんのわずかな誤差である。

気候キャンペーン・マネージャー、ドーニャル・ヘイダリの声明:

「2023年7月という世界史上最も暑い月に新たなLNG化石燃料船を迎え入れることで、ロングビーチ港は、パリ協定に沿って世界の気温上昇を摂氏1.5度(華氏2.7度)未満に抑える私たちの能力を危険にさらすことになります。人類がこの惑星の境界を超えれば、気候や生態系に不可逆的な破壊の連鎖が起こるだろう。気候変動と生態系の危機という歴史的な瞬間にLNGを使用する余裕はなく、港湾がこれらの船を支援することは無責任で許しがたいことです」。